NEOBONE(R)セラミックス人工骨補填材

深部まで新生骨を伝導し迅速な骨形成を実現する。NEOBONE(R)のコンセプトです。

従来の人工骨補填材には課題がありました

NEOBONE(R)の写真 人体の骨や歯の主成分であるハイドロキシアパタイトの安全性は周知のものであり、多孔質ハイドロキシアパタイト人工骨補填材製品が数社から販売されています。その多くは患部埋入後の新生骨形成が材料の表面部に限られることから、治癒後の強度面での不利、傷病の治癒までの期間が長くなるなどの課題がありました。

NEOBONE®なら、深部まで新生骨を伝導することが可能になりました

ハイドロキシアパタイト人工骨補填材「NEOBONE®」は、人工骨補填材の機能として、生体組織が速やかに深部まで入り込み、組織(新生骨)を迅速に形成することが必須であるとのコンセプトにより開発し、生体組織が容易に侵入し、組織形成を助けるのに有効な多孔体構造とすることで、既存材料の問題点を解決しました。

NEOBONE®の多孔体構造
多孔体構造模式図

スピーディーな骨形成を実現します

骨欠損部への顆粒品補填例の写真
骨欠損部への顆粒品補填例

NEOBONE®の骨伝導能を確認する前臨床試験(動物試験)では、従来の人工骨補填材と比較し、生体組織の迅速な侵入と良好な骨伝導能(新生骨の形成能力と強度の発現)が確認されました。臨床使用においてもスピーディーな骨形成や強度の発現が見込まれ、固定期間や免荷期間の短縮などにより、患者の肉体および精神的負荷の軽減、入院期間やリハビリテーション期間の短縮による早期社会復帰、医療費削減などの効果が期待されます。

独自の多孔体構造により強度も向上、取扱いが容易で加工性にも優れます

NEOBONE(R)の写真生体組織の侵入を容易にするため、人工骨補填材の気孔率を高めて気孔間の連通部を大きくすると、強度が大きく低下する問題がありました。NEOBONE®の多孔体骨格部は緻密なハイドロキシアパタイト焼結体になっており、手術時の取扱いや機械的負荷に対して十分な強度があり取扱いも容易です。また、優れた加工性を持ち、手術時に加工することも可能です。

今後は広範な再生医療への用途展開が期待されます

広範な再生医療への用途展開の図

NEOBONE®は生体親和性に優れ、適度な強度があり、加工性に優れ、取扱いが容易などの特徴を兼ね備えていることから、近年注目を集めている再生医療や組織工学における足場材(scaffold)として様々な分野での応用が期待されています。

前臨床および臨床試験でも、安全性と優れた骨伝導能が実証

前臨床試験(動物試験)では、生体組織の迅速な侵入と骨伝導能が確認され、NEOBONE®の多孔体構造がもつ有効性が認められました。 また、各種疾患に適用した臨床試験では、すべての症例で移植後の炎症反応は認められず、レントゲン評価によるとわずか2ヶ月の間に半数以上の症例で移植した部分が骨硬化し、安全性と優れた骨伝導能が実証されました。

NEOBONE®製品の販売は(株)エム・エム・ティーが行っております。

株式会社エム・エム・ティー
〒540-0008 大阪市中央区大手前2-1-2 國民會館・住友生命ビル4階
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FAX:06-6941-8251
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