品質保証業務には、内外的な仕事と対外的な業務があり、私は主に対外的な業務を担当しています。品質保証関連の窓口として、書面による品質監査、品質保証に関わる契約書の締結、各種書類の作成など、お客様からの様々な要望に対応するのが仕事です。
また、製品含有化学物質管理に関する業務も行っています。
人や環境に有害な化学物質が含有されないようにするため、世界各国には様々な法規制があります。これは世界的な動向であり、今後ますます規制は厳しくなることが予想されます。製造業である我々にはそれら法規制を遵守する責任があります。常にアップデートされ続ける法規制の内容を社内管理体制へ反映させ、当社製品が法規制を遵守したクリーンな製品であり続けられるよう、日々業務に従事しています。
品質保証部は少人数ではありますが、長年品質保証業務に従事してきたエキスパート集団です。私は部署内で、一番経験が浅いのですが、上司の方々が様々なことを教えてくれます。自分の意見も言いやすく、言った意見についても的確なアドバイスを頂けるので、自分自身のレベルアップを感じられる職場です。
入社したばかりの頃、「早く一人前にならなくては！」という焦りがあり、自分の判断だけで業務を進めてしまったことがありました。結果的にお客様にご迷惑をお掛けすることになり、当時の先輩、同僚の方々にも大きな負担を強いることになってしまいました。
その時に学んだことは、「わからないことは素直に聞く」ということです。
自分で考え、行動に移す自主性は、自分が成長する上で非常に大切です。
ですが、社会人になると、学生時代の考え方では通用しない場面も多々あります。
まずは自分で考え、その考えを職場内で共有し、足りない部分は指摘してもらうことで、知識と経験が身に付いていきます。
最初は自分の未熟な部分を痛感してで落ち込むこともありましたが、先輩方が根気強く指導してくれました。
入社して数年後、初めて先輩からの指摘ゼロで業務をやり終えた時の達成感は、この先ずっと忘れないと思います。
