液晶ディスプレイに使用する大型のフォトマスク基板の製造において、品質の安定化や向上、材料などのコストダウン、新規技術の開発などを行っています。フォトマスク基板は皆さんが目にするスマートフォンやテレビのような液晶画面を有する商品を製造するために欠かせない製品です。現在は工程の歩留り安定化のために新たな施策やデータ解析などを行っています。また、CS（Customer Service）業務として、お客様の要求事項への対応を行っています。一つ印象的なことは入社2年目に新しいスペックの製品を開発し、お客様へPRしたことです。先輩社員のサポートはありましたが、スピード感をもって試行錯誤しながら進めていき、PRできるデータが揃った時が最も印象的でした。採用には至りませんでしたが、入社して初めて責任ある大きな仕事を任せてもらえたと思っています。
多くの部署の方が1つの部屋にいるので、コミュニケーションは取りやすい職場です。私は製造部門の中の技術担当ですが、品質保証担当や設備担当の方など、仕事を進めていく上で、他部署の方と一緒に仕事を進めていくことが多いです。例えば、あの部署の○○という装置を借りたい・・・といった時には、すぐに相談に乗ってもらえたり、部門間の交流も盛んに行われています。また、知識が豊富な方や熟練された技術者の方が多くいるので、そういった方々に揉まれて自分自身の成長も日々感じています。また、自分のペースで仕事をできる環境だと思います。場合によっては、納期が立て込んだ業務が重なるときもありますが、フレックス制度もありますし、福利厚生も充実していて働きやすい職場と感じます。
学生時代は文献を調べて、実験をし、考察して次の実験を行う、というようなサイクルでしたが、一連の流れは今の仕事でも活かされていると思います。会社独自の技術報告書を閲覧できるサイトがありますが、それ以外に今でも学生時代に見ていた学術論文は調べることがあります。また、多くの分析を経験していたため、それは仕事上でも活かされた場面が多々あります。いろんな分析を経験していたからこそ、知りたい情報やデータがスムーズに得られ、業務を進められています。分析に限らず、学生時代に他の研究室の方の研究内容や学会などでの情報は広く浅く見聞きしておくと必ずどこかで役に立ってくると思います。
